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第4回 失敗だったと思わない為の設計・建築

日経ヘルスケアの特集記事で、ご自身の診療所開業を振り返って「あの時こうしておけばよかった」と後悔したことがありますか?の質問に87%の先生が「はい」と答えています。

中でも、開業後に「失敗した」と感じたこととして「設計・建築」を挙げた先生は約半数に上っているという統計がでています。設計・建築は、やり直しのきかない重要事項ですのでしっかりと検証しておきましょう。

①まずは、フリーハンドで診療室(医院)全体の平面図をご自身で描いてみましょう。

  • 玄関から患者さんが入ってきて、受付(事務室)、待合室、診察室、処置室、レントゲン室(リハビリ訓練室)などへ、患者さんや医療スタッフがスムーズな動きができるかを念頭に置いて考えてみましょう。(いわゆる導線と言われているものです)
  • 御手洗い、院長室、スタッフルーム、書庫などの必要スペースも確保します。
  • 戸建診療所で、患者さんの目を楽しませる工夫として中庭を設けたりすることがありますが、土地の広さ・建築面積などを考えてよく検討しましょう。(アメニティを重視する余り、機能性や必要スペースを損なう可能性が無いことを確認して下さい)
  • 2階建にする際には、書庫・物品庫などを2階に設置するのは、のちのち大変な事に!(カルテ庫などを2階に設置すると数年後行ったり来たりで事務スタッフは大変になります)
  • テナントの場合は、全体スペースや水道設備・トイレの位置が限定されてしまうので、あらかじめ賃貸契約前に平面図を描きましょう。

②設計上のポイント

  • 駐車場確保は絶対要件(車の出入り、横幅奥行きを十分確保。テナントは何台確保できるか確認)
  • カルテ庫は、広すぎて困ることはないので想定以上のスペースを確保できれば可。(他のスペースを確保するあまりカルテ庫を小さくしてしまいがちですが、これは誤りです)
  • 診療所の設計経験が豊かな設計士を選ぶこと
  • 設計と工事施工業者は分離して、3~4社程度の施工相見積りでコストを下げる(工事費が安いからといって安い施工業者が良いこと限らない、設計士とよく相談する)
  • 診療所自体もひとつの広告媒体ですので、親しみ易い建物の外観が理想です。
  • 広告塔も敷地のどの位置に設置するのかもあらかじめ決めておきましょう。

③人任せにせず、自分で納得することが必要

  • 建築素材(床材、壁財など)は、事前に見本をもらいイメージすること。
  • 工事着手以降は、先生本人・ご家族を含め頻繁に工事現場に足を運びましょう。
  • 現場に行ったら、必ず現場写真を撮っておきましょう。(医院の生い立ち写真にもなりますし、現場進行状況の確認もできます)
  • 当初の設計イメージとズレが生じたら、直ぐに設計士に相談し対処法を検討しましょう。

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