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第3回 変動損益計算書を作成しよう(3)

損益分岐点を理解したならば、経営上絶対に必要な「資金収支分岐点」の考え方を確認しよう。

※資金収支分岐点を図解すると次のようになる。

※要するに、納税資金や借入金返済・家計費を賄えるだけの医業収益が確保できているかどうかを確認することである。

ここで考えるべき項目として、納税資金負担が利益の額に応じて変動するため、前回の変動費・固定費と同様に考えてみればよい。

  • 「当期利益を医業収益」「納税資金を変動費」「家計費・借入金返済を固定費」として置き換えてみる。
  • 『最低必要利益=(最低必要利益×納税負担率)+家計費・借入返済』となりゆえに、『最低必要利益=家計費・借入返済/(1-納税負担率)』で算出できる。納税負担率は計算式があるが、目安として次のように仮定してみよう。

家計費・借入金返済の総額が、

  • 1,000万円以内の場合・・・30%以内
  • 1,000万円超2,000万円以内・・・30%~37%
  • 2,000万円超3,000万円以内・・・37%~41%
  • 4,000万円超・・・41%~50%

となる。

最低必要利益の額がわかったら、変動損益計算に組み込んで計算してみよう。

医業収益=(固定費+最低必要利益)/(1-変動費率)
=(固定費+最低必要利益)/限界利益率

ここで算出された医業収益が、資金収支分岐点収入となるのである。

当然、借入返済負担が大きかったり家計費支出が多額となれば、資金収支分岐点収入は高くなりそれだれ多くの医業収益を得なければやり繰りできないことになってしまいます。

次回は、「医業収益達成の可否判断をどうやって考えればよいか」を掲載します。

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